2006年10月6日金曜日

アニメ感想いろいろ

最終回を迎えたもの、新アニメ、DVDで借りてるもの、…分野バラバラ感想集〜。タイトルの後ろに書いてあるのは私の評価(×△○◎…の4段階?)。

■聖戦士ダンバイン ○

DVDで少しずつ借りて見ていた『聖戦士ダンバイン』を見終わりました。この年代のロボットアニメは比較的苦手なんですが、主役の声を中原茂さんがやっているから…と、頑張って見ました。絵や演出は苦手な感じではあったんですが、最初の数話からは想像もつかない展開になってきて、「そうきたか〜っ!」と驚きながら見てました。登場人物たちの感情の絡み合いも複雑で、もう少し表現/演出方法が新しければ、もっともっとハマっていったに違いない(やっぱりこの当時の表現は私には合わない…)。せつない終わり方で、えええ??と驚かされました。が、DVDの最終巻にはOVAも収録されていたので、その切なさは、OVAでちょっと緩和。彼の魂は幸せな結末へと向かってくれるのだと信じよう。

ところで、主人公のショウ・ザマ(CV中原茂さん)とず〜っと一緒にいたフェラリオのチャム・ファウの声が川村万梨阿さんだと知ってから複雑な気分で見てましたヨ。川村万梨阿さんといえば、『遙かなる時空の中で』でシリンの役をやっている方。シリンは敵でありながらも、中原さん演じるところの鷹通さんにコトあるごとに絡んでくるくせに、なぜか鷹通さんに助けられてプライド傷つけられちゃうボンキュッボンの色っぽいおねーさん。私の嫉妬の対象(笑)。その万梨阿さん演じるところのチャムが、いっつも中原さん演じるところのショウの近くにいるわけですよ。くぅ〜っ、ちくしょぉ、私の鷹通さんに近づくな〜ってな感じ(笑)。

…って、話が横道それてるし…(笑)。

■R.O.D ◎

OVAの3話のあとにTV版を見始めました。今、TV版の第8話まで見たところ。

OVA版は、映像はスゴく綺麗だったけれど、発想の突飛さに途中から少し付いていけなくなったり、主人公のキャラに付いていけなかったり…と、「まぁそこそこ」程度の評価で終わっちゃったんですが、

 TV版はめっちゃ面白い!

こういうアニメはどういう分類になるでしょう。萌えアニメ?主要人物としては【女性】しか出てこない。ちょこちょこと出てくる男性キャラは、どれも冴えないキャラ。アニメ見るときに男性キャラに目がいってしまう私なのに、女性たちのキャラクタが面白いしカッコいいので、男性キャラなんて要らんって気持ちにさせてくれる。明確な使命があって行動しているわけではない3人組+1人。雰囲気としては【女性版カウボーイビバップ】。

表のスチャラかな脳天気アクションストーリーが展開している裏で、なにやら黒い陰謀が進行中。最終的には、その黒い陰謀と対決することになるのかな。OVAでのメンバーが敵対関係?にあるところも微妙なところ。OVAの主人公だった読子との関係もこれからわかっていくのだろうし、その辺りの展開が重くなりすぎないのを願ってみたり。

主な登場人物は、作家の菫川ねねねと香港から来た紙使いの三姉妹。カウボーイビバップと似ていると感じたのは、もしかしたらこの三姉妹に末っ子アニタに、ビバップのエドに近い何かを感じたからかも。私の好きなキャラは、このアニタ。どうやら私は(現実世界では弟のいる長女だけど)末っ子、妹キャラに憧れているのかもしれない(笑)。

細かいことだけど、擬音語が結構ツボ。長女ミーねえの寝言「むにゃむにゃ」とか、次女マーねえの泣き声「むひょっ、むひょっ、むひょひょ」とか。いちばん笑えたのは、ねねねが本を買い込んだミシェルを踏みつけるシーンで「げし、げし、げしっ」と声で表現してたとこ。コミックスそのまま読んだ風の「声での擬音語」が、なにやらマンガ世代の心に響く〜(笑)。

■.hack//Roots △

最終回まで見終わりました。ゲームとのメディアミックスで興味を持った作品。いや、アニメからゲームに興味がわき、.hackの前作のゲームや、前回のメディアミックスアニメ//SIGNも見るという、最大瞬間風速的にハマっていた作品シリーズ。

…が、アニメ//Rootsは、放送回を重ねていくごとに、微妙に興味が薄れて……。それに比例して、プレイしていた前作のゲーム.hackもvol2のラスボス直前でストップしたまま(vol4で完結)。それでも最後まで見れば何かがわかるのかも……とアニメ//Rootsは最後まで見ていましたが、最終回までも話は完結しませんでしたね。続きはゲームのほうで……ということだったんでしょうか。前作シリーズは、アニメのほうもいちおう完結していた感じがしていたんですが、今回は本当にメディアミックスを強く意識したのかな。ハセヲは、シノさんは、タビーは、これからどんな風になっていくんでしょう?そして、重要人物だったはずのオーヴァンはいったい……???

いつか再び興味がわいてきたらやってみようかな。今すぐに知りたい…とも思わないので、しばらく放置。

アニメのほうでは、前半後半と、別キャラ(リアルは同じ??)として置鮎さんがほぼずっと出てました。全体の流れから考えると端役ではあったけれど、準主役であったタビーの周りにずっといてくれた人…ということで、ある意味、私の好きな「ナイトキャラ」だったのかな(笑)。清作よりも匂坂くんの演技のほうが好きでした。

■桜蘭高校ホスト部 ○

途中で友達から録画DVDを借りて見始め、最終回まで見ました。面白かった。「少女マンガはねぇ…」と敬遠していたけど、これはOK。作品はコメディだけど、キャラクタたちのシリアスな環境をうまく絡めてあって、キャラクタが立っている作品。ハニー先輩が可愛かった〜。お気に入りは環とハニー先輩かな。でも、声が鈴村くんだということから光もちょっとひいき目(笑)。

ところで、ハニー先輩の声、フルーツバスケットのうさぎくん(紅葉)と同じ声ですね。かわい〜♪…と、Wikipediaで調べてみたら、「現役高校生」の声優さんだとか。え?じゃ、フルバ(アニメは2001年放映)のときはいくつだったの??(驚愕)

■ひぐらしのなく頃に ○

PC版のサウンドノベル系同人ゲームが原作の、怪奇事件を軸にしたサスペンスミステリー作品。作品について全く知らずに「保志さんがでてる」という理由で数話目からアニメを見始めて、そのままずっと見続けることに(苦笑)。絵がどちらかというと稚拙な感じで、映像的には引き気味だし、血がドバドバ出るようなスプラッタな場面もあるけれど、物語の作りこみかたや、展開の発想の面白さに惹かれて最後まで見ちゃいました。最後まで見ても、実はよくわからなかったんで、いつか解説サイトなんかを探してみようかとか…。

とある田舎の村で起こる猟奇的殺人事件。毎年行われる「綿流し」というお祭りに前後して起こる「お館さまの祟り」。小さな村の分校の子供たちと、その周りにいる大人たちが主な登場人物。4通りのシナリオが用意されていて、それぞれに主人公が異なり、別の人物の目から「事件」を体験し、推理し、行動し、そして、どれも悲劇的な結末へ……。同じ現象を別の目から……それも懐疑的な目で見ると……どんなふうに見えるのか、どんな風に影響を与えてしまうのか……、そんなのが入り乱れて複雑だけど面白い。

最初は「同じ事件を別の目で」と思ってみていたのだけど、結末が違ったりして、未だに謎。最終回では、その謎がなんとなく説明された……ような気もするんだけど、それでもまだ奥になぞが秘められているという終わり方。アニメのほうも全てを注意深く見ていたわけではないので、もう一度DVDを借りたりして見直してみたら少しはわかるのかも。

■BLOOD+ ×

土曜日6時枠のアニメ(ガンダムSEEDやハガレン)ってことで期待してみていたんだけど、入り込めず、40話ぐらいまで見て挫折。あとちょっとで終わりだ…とも思ったけど、見続けるのが苦痛でした。なにが私に合わなかったのかな?憎しみの連鎖が鬱陶しかったから、かな。もう少し明るい部分があれば………。

なので結末知らず。



さてと、残りは新アニメ。評価はまだなし。

■DEATH NOTE

これは別の機会にもたっぷり書くと思うのでここではスルー。そうそう、松田さんの役は内藤玲さんという方が担当するらしい。えっと…、テニスの王子様の太田翔? リョウマを誘惑する女コーチ率いるところの城成湘南中のサンダーボルトのチビ?……キャラは思い出せたけど声が思い出せね〜ぇ!(苦笑)

■D.Gray-man

アニメ雑誌に載っていた絵を見て興味を持った作品。第1回を見てみた感じでは、主人公の雰囲気や、暗い過去を持っていそうな部分や、ところどころに挿入されるコミカルなシーンのリズムなんかが、なんとなく「鋼の錬金術師」っぽい。…ってことで、第2話以降も見ることに決定!面白くなるといいな。

後から知ったけど、どうやら気になる声優さんたちが結構たくさん出演するらしい(東地宏樹さん、置鮎さん、鈴村健一さん、小西克幸さん などなど)。これまた楽しみ。アタリ!って感じ?(笑)。

ところで、敵のボスと思われる千年伯爵の風貌を見ると、なんかカウボーイビバップのトンプウ(殺人鬼として育てられちゃった真ん丸いオッサン)みたいで怖い。あの話、ビバップの中では1、2を争うぐらい嫌いなのよね。スパイクがボロキレのようにやられるシーンがキライ。だから、あのオヤジがキライ。それに似ているってだけで千年伯爵もキライ。…って、まぁ、敵なんだから「キライ」でいいんですけど、姿見せないで〜と願ったり(苦笑)。

■金色のコルダ

コーエーのネオロマンスゲームの三大柱の1つのアニメ化。遙かにこれだけハマったから、少しは知ってもいいのかも……ってことで見始めたけど、ちょっと引き気味…(苦笑)。ま、もう少し見てみることにしますわ……。

■マージナルプリンス

えっと、これも乙女ゲーが元ネタ。携帯電話用の乙女ゲー?…ま、ゲームのほうはよく知らない。
コルダよりは面白いかも…と思って第1話を見たけど、何が違うんだ?どちらもお金持ちのおぼっちゃまたちがチヤホヤしてくれるって話だろ?なにが違うんだ? …って、多分、デフォルト王子様と思われるメインキャラの声が置鮎さんだからだな(笑)。舞台設定がど〜のとか、主人公がど〜のとか、そんなことより、やっぱり乙女ゲーは「声」なんでしょう(笑)。

第1回では、最後のほうに置鮎さんの歌がかなり長く挿入されていてビックリ(ポッ)。
歌まで入るのか〜。他のキャラの歌も出てくるのかな?それもウリだったりするのかな?

あと、ちょっと面白いのは、乙女ゲーでのプレイヤ(主人公ちゃん)と王子様(恋愛対象)たちが携帯電話を介して接すること。携帯電話向けのソフトだからこその設定なんだろうけど、アニメでは主人公ちゃんの「弟」が主人公扱いになるらしい。女性ではなく男性がメインで動くことで、他の乙女ゲーアニメと違う展開になるのかも?その展開のさせ方に興味津々。第2話以降も見てみよう。うん。

■それ以外に見ようと思っているアニメ

まだ第1回が始まっていないけど、見てみようかな…と思っているのは「少年陰陽師」「天保異聞妖奇士」「結界師」。あれ?なんか、妖怪ものばっかり?(笑)