2006年9月10日日曜日

tactics、フルメタルパニックふもっふ、キノの旅

最近見たアニメ。
「キノの旅」「tactics」「フルメタルパニック ふもっふ」。

「キノの旅」は、3枚目ぐらいまで借りてギブアップ。
パッケージの絵を見て気になって借りたんですが、内容はワタクシ的には微妙でした。「世界は…美しくない」という言葉から始まる物語。キノという子がエルメスという名前の言葉を喋るバイクに乗っていろいろな国を旅する物語。ありそうでなさそうな国。善人ぶった制度だけど、よく考えると理不尽な規則に縛られた国……。そういう矛盾をネタにした物語はキライではないけれど、この物語には「救い」がない。理不尽な世界を見ても、主人公のキノは何もせず次に国に旅立つだけ。全ての人がヒーロー/ヒロインにならなくてはならないわけじゃないけれど、「救いのない」エピソードをずっと見ているのは辛い。

淡々とした世界観が好きな人には受けるのかもしれないけど…。

「tactics」
主人公の妖怪退治屋・一ノ宮勘太郎(CV宮田幸季)と、その一ノ宮と契約を交わした黒天狗の春香(CV櫻井孝宏)を中心とした妖怪退治物語。1話完結の妖怪退治の裏で、人間に使役することになった黒天狗・春香の葛藤や、一ノ宮との友情(信頼)なんかが題材になってて結構面白かった。一ノ宮は巫女さんみたいな格好をしていて女の子みたいだし、黒天狗・春香はホストみたいな美形でおまけに羽根キャラという、BL二次作品を想像するにはかっこうの題材って感じのアニメだってのがちょっと鼻についたけど(笑)、内容はそんな感じじゃなかったし、声優さんも興味のある人ばかり(笑)。宮田さん、櫻井さんの他には保志さん、川上とも子さんなどなど。あれ?遙か舞一夜?ってな感じ。
保志さん演じるところのひょうきんな白天狗がキュート(笑)。

「フルメタルパニック ふもっふ」
フルメタルパニックは、多国籍軍に所属している相良宗介が、特殊能力を持つ(が、本人に自覚はなく普通の生活を送る)女子高生・千鳥かなめの護衛のため、高校生として高校に転入するという物語。相良宗介は(国籍は日本人だけど)内戦状態の中東の国で育ったという設定のためか、戦争しか能のない軍事ヲタク。そんな彼が普通の高校に転入したことで起こる学園でのドタバタドラマと、テロリストたちとの命をかけた戦争アクションとのバランスが絶妙のシリーズ。
で、この「ふもっふ」シリーズは、ファーストシリーズと、セカンドシリーズの間に制作された「学園ドタバタラブコメディー」の部分だけにスポットを当てたコメディー。

おもしろかった!
これは文句なくオススメ。
できればファーストシリーズの最初のほうを見てから見るべし。



ところで、このフルメタルパニックの主人公、相良宗介の声は関智一さん。このキャストは本当にピッタリのマッチング。相良宗介=関智一、とついつい考えてしまうぐらいピッタリな気がするんですよね。

キャストの違うドラマCDも聞いたことがあって、そこでは相良宗介を森久保祥太郎さんがやっていた。森久保さんの声も結構好きな私だけど、智一さんの演技を聞いたあとだと「違うっ!」という気になってしまう。森久保さんだと少し人間っぽく(普通の男の子っぽく?)なっちゃうんだよね(笑)。

森久保祥太郎さんと言えば、劇場版「遙かなる時空の中で 舞一夜」のキャストを見ていて、ビックリしたんですよね。だって、「怨霊:大久保祥太郎」って書いてあったんですもの。誤植?いや、でも、森久保さんの声、気がついてないし……と思ったら、一文字違い。【森】久保祥太郎、【大】久保祥太郎……。子役さんらしいですね。6文字の名前って珍しい上に、違いが1文字だけってすごくない?



うえの3つを見終わって(1つは途中挫折)、現在は「聖戦士ダンバイン」(まだ見終わってない…長いんだもん)を見ている途中。ついでに「ビバリーヒルズ高校白書」も着々と見ております。中原茂ブームということで〜(笑)。


2006年09月10日
22:49

2006年9月5日火曜日

劇場版『遙かなる時空の中で〜舞一夜〜』2回目

渋谷の映画館まで行って劇場版『遙かなる時空の中で〜舞一夜〜』(以降「舞一夜」)を見てきました。

遙か祭で1度見ているので2度目。なかなか素敵な映画だったから2回見る価値があると判断したのも1つの理由だけど、大きな理由は「パンフレットが買いたかったから」。きっと声優さんたちの写真が載っているんだろうなと思ったんですよね。

売っていたパンフレットは、通常版(800円)と豪華版(2800円)。劇場の物販カウンターで中身を見せてもらい、結局、豪華版を買いました。通常版は声優さんの写真小さかったし、中原さんのは事務所のオフィシャルに載っている写真と同じだったんだもの。アップしてある写真は豪華版の中原さんのページ。声優さんのお顔を知りたくない方の為に、ワザとぼかしてあります。うひ〜、カッコいい〜。ステキ〜。…とワタクシはクラクラしてました(笑)。

以下詳細レポ&感想…
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すごく混んでいたらどうしよう………と、1時間前に映画館に着いたけど、ぜ〜んぜんガラガラ(笑)。見やすそうな席の指定券を買って、時間が余ったから、同じビルの中にあるカフェでお茶しつつ時間をつぶす。周りの人たちが、昼間っからビール飲んでいるのを見て、ついついビールを頼みたくなったけど、いやいや、これから見るのはネオロマだから……とビールは我慢(ま、ビールでもいいんだけど(笑))。可愛く抹茶オーレなんか頼んでみたり(私らしくない?笑)

上映15分前に劇場内へ。劇場では「永泉さん(保志さん)」の場内アナウンスが〜。ポスターだとかパンフレットが売ってますよ〜なんて案内をするたびに、外来語の言葉にいちいち反応して「じれったさ」満点(笑)。どうやらこれは週代わりで出演者さんたちのアナウンスを流すんだそうだ。鷹通さんのはいつ流れるんだろう? わかっていれば、もう1度ぐらい見に行く気満々っ!(笑)


さてと、映画の感想。
小さい劇場なので、スクリーンはさほど大きくないけど、遙か祭の大きなホールで見たときに比べれば断然近く大きく見えるので満足。既に1度見ていてストーリーも設定もわかっているので、さらに細かいところや深いところまで見ることができて、1度目に見た時よりラストシーンあたりでジーン。2度目の良さを噛み締めながら見ることができました。

遙か祭で見たときの違いは、私自身が2度目だったということは別として、みんな静かに見ていたこと。いや、映画館ならそれが当たり前なんだけど、遙か祭ではツッコミどころでは会場全体で笑ったりするのが許されている雰囲気だったので、それはそれで楽しかったかも。んでも、ツッコミ(笑い)ポイントで笑った瞬間に、「京」(映画の世界)から「横浜パシフィコ」(現実)に意識が戻ってしまうという弊害もあるけどね。


遙か祭で見たあとの感想では、「鷹通さんに不満」なんて書いていたんだけど、2度見てみると、結構活躍していましたね。パンフレットで中原さんが書いていたけれど、今回の鷹通さんの役割は「探偵」役だそう。ミステリーのような事件が起こるわけではないけれど、たしかにいろいろな情報を元に、新キャラの謎をしっかり調べてくれたという頼もしさと、優しさが感じられました。必要ないのにメガネはずしてにっこり笑ってくれるサービスカットもあったしね(笑)。

それから、「戦ってくれないっ!」って思っていたけど、ラストのほうの怨霊との戦いでは、しっかり短刀で立ち向かってくれていましたね! ありがとぉ〜、鷹通さんっ! 頭もいいし、真面目だし、正義感強いし、戦うこともできるなんて、やっぱりあなたはカッコいいっ!

活躍してくれなかったといえば、友雅さんがいちばん「なんにもしてなかった」かも。友雅さんファンはどんな感想を持つんでしょう?まぁ、あれが友雅さんのキャラだと言えば納得できそうではありますが…。詩紋くんは戦ってはくれなかったけど、スウィーツで活躍してくれましたしね(笑)。

だからといって、鷹通さんの全てに満足というわけにも行きませんでしいたよ。神子が怨霊を封印しようとするとき、泰明さんあたりは神子の力を信じていた感じだったのに、鷹通さんは「本当にできるんでしょうか?」みたいな反応してたでしょ…。信じてくれよ、鷹通さんっ! いやいや、神子ちゃんを思いやってくれたと考えることだと思うんですけどね。

この不満は、9月21日発売の新作ゲームのほうで解消させていただきますわっ!(まずは鷹通さんを攻略しよう〜っと♪)


改めて見てみて、映画として「映像がきれいだった」というのを再確認しました。最初の舞のシーンなどは、舞殿のシーンも紅葉の浮き上がる夜の背景も、それはそれはきれい。物語の途中のアニメの人物がいる場面も、光と影のコントラストをはっきりさせて、奥行きや存在感を際立たせる絵の作り方をしていてキレイ。そして、象徴的な雨のシーン。雨が降るシーンは物語を通じて何度かあるのだけど、雨の湿度、コントラストのない風景、もやっとけむった感触が、肌に感じられるような映像。光と影のコントラストのはっきりしたシーンとの対比がくっきりしているからこそ、どちらも美しい。


…って、感想を書いていたら、また、もう一度見たくなってきちゃいました。
是非とも鷹通さんのアナウンスが流れている日にもう一度見に行きたいものです。


ところで、パンフレットの三木さんのコメントのところに、ドキッとすることが書かれていましたよ。「ほかに、ゲーム・DVDなどもありますので(笑)、家計を圧迫しない程度に『遙か』の世界に浸ってください」………ぐはっ、よくわかっていらっしゃる……。すでに圧迫してるんですけどぉ〜(苦笑)。