2006年5月31日水曜日

芝居『桜の花にだまされて』

芝居『桜の花にだまされて』を見てきました。

お芝居を見るのは2年ぶり。→「燃えよ剣」を見たときの日記
今回の芝居は、いつものお芝居とはちょっと違う。それは、マウスプロモーションという声優を中心にした事務所のお芝居だったこと。ふふ、そう、最近、声優ブームだったので、ちょっと魔が差してチケット買っちゃったのね(笑)。もしかしたら、声優ファンの萌え萌え少女軍団とか、萌え萌え電車男集団とか、萌え萌えコスプレ軍団とかいるかと思ったけど、観客の客層はいたって普通。平均年齢も結構高かった感じ。役者さんもベテランさんがたくさんいらっしゃるし、役者さんの「芝居」を見に来ている人も多かったんでしょうか。じゃ、私はどの立場なのか?…といえば、芝居として楽しみながらも、ココロの中では、生声優さんを初めて見て、へぇ〜、カッコいいじゃん、とか、まぁ、思っていたわけでして、微妙な立場ってことでしょうか(笑)。

実際のお芝居は、非常に普通の楽しいお芝居でした。


町長選挙に立候補“させられちゃった”青年を中心に、親兄弟、親戚、同級生などが繰り広げる、コミカルでハートウォーミングな人情物語。出演者たちは、主に声優を生業にしている人たちな訳だけど、しっかりと「役者」さん。体を張ったコミカルな演技に笑い、ちょっとほろっとさせるようなドラマにしっとり。40人以上の役者さんが出演していたんですが、ネタが「選挙」だったというのもあって、上手くたくさんの人を使っていた感じ。

それだけたくさんの役者の中で、私が姿を見ただけで判別できたのは、石田彰さん、大塚明夫さん、大川透さんの3人だけ。パンフレットを見てみると、その他にも、よく知った名前や、あのアニメのあの声の人かっ!とビックリする人がたくさん。お芝居を楽しんだ、ということにプラスして、次にアニメで名前を見かけたときに役者さんの顔を思い出せるかもしれない、というのはとても楽しい体験だったかも。



…と、面白かったよ〜と書いておきながらも、ちょっと不満点はあったりして…。あくまでも、キャラメルボックスなどの小劇団系のお芝居を中心に芝居を見てきた個人の、個人的な感想なので、客観的なものではないことをご了承くださいませ(ぺこり)。

上演時間は、15分の休憩を含めて2時間45分。…ちょっと長かったかな…。内容的には、休憩なしの2時間弱でもOKだったんじゃないかな、という感じ。休憩なしの芝居だと思ってみていたので、途中で客電がついたときにビックリしてしまいました(お?おわり?って……んなわけないが(笑))。たくさんの役者を出さなくてはならない…ということで、ちょっとダレるシーンもあったかも。えっと、途中に看護婦さん集団が出てくるんですが、あれはたぶん、人数合わせかと(笑)。ただ、その看護婦さんシーンが石田彰さんのオイシいお芝居のシーンでもあったから、まぁ、はずせというわけにもいかないんだろうけど(苦笑)。

それから演出で、舞台全体がシラケるシーンにカラスや牛の鳴き声を多用していたのだけど、それが私には少し安易に感じてしまいました。役者の芝居で、その「間」と「雰囲気」を作れないものか?と…。

そんなことを考えながら、ちょっと、キャラメルボックスの芝居に戻ってみたくなったりしました。今回の芝居も面白かったし、また機会があれば見に行きたいと思うけど(半分は芝居を見るために、半分は声優さんを見るために?笑)、もう一度、舞台を主な生業にしている人たちの、大げさで振りの大きい芝居を見たい……と思ったのでありました。

あ、それから、ビックリしたのは、カーテンコールのアンコールが無かったこと。えっと、普通無いものなんですか? 役者の挨拶が終わったら、すぐに客電がついてしまって、お客さんたちも、何の未練も無くすぐ席から立って出口へ。えええ〜〜〜〜?キャラメルだったら客電がついても、客席はずっと手拍子のままでアンコールを楽しみに待っていたから、それがあたりまえだと思っていたのに。時にはダブルアンコールなんかもあったのに! …それがちょっとビックリ。50人もの役者さんがアンコールのカーテンコールに応えていたら大変なのかもしれないけど……。ちょっと寂しかったのでありました。

そして、最後は、少佐(草薙素子@攻殻機動隊 CV田中敦子さん)のアナウンスで、来年は「桜」シリーズ三部作の3作目が上演予定で、それは見るべきだと“私のゴーストがささやくのよ”とのことでした(<アニメでの決めゼリフなのね(笑))。


帰ってきてTVをつけてみていたら、トリビアの泉で声優さんがワラワラ出てきて萌え萌えだったし、今日はほんと、声優な一日でめちゃめちゃ幸せでした(笑)。えっと、声優萌えな感想は別のところで(笑)。

そうそう、お昼には新宿のタイムズスクエアでイタめし食べました。え?スパークリングワインが見える? め……目の錯覚じゃない??(アルコール摂取してから芝居に行くなんて、そんなぁ〜……あたりまえじゃないですか…(笑))

2006年5月25日木曜日

『攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』

『攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』

感想はこちら
http://diary.chino.boo.jp/?eid=256447

2006年5月18日木曜日

アニメ『最終兵器彼女』『攻殻機動隊S.A.C.』

『最終兵器彼女』『攻殻機動隊S.A.C.』


感想はこちら
http://diary.chino.boo.jp/?eid=249633

2006年5月10日水曜日

映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)

よかったっ! よかったっ! 面白かったっ!

実はここ数年、コナンの映画に対しては、思いっきり「よかったっ!」と言えなかった私だったんですが、今年の映画は面白かったです。久々に「映画館に見に来てよかった〜!もう一回見たいっ!」と思わせる映画でした。娯楽性ばっちり。事件的にはダサイ事件なんですが(え?笑)、盛り上げ方がうまかった。

10周年記念作品でオールスターキャストというマエフリが、実は少し不安だったんですよね。そういうことに気を取られて、ストーリーが面白くなくなるのではないかと。でも、とても上手くたくさんの人たちを登場させてました。コナンの動きを妨げることなく、出しゃばりすぎることもなく。

そうそう、オールスターキャストには白馬探(CV石田彰)も入っていたんですね〜〜! プチ石田ブームのワタクシ、声に聞き入ってしまって、白馬くんが中盤の重要な情報を話してくれている時に内容がわからなくなりそうでした(笑)。困るよ、石田さんっ!私の意識を舞い上がらせちゃっ!(爆) 出かける前に、ちょうど石田さんの映像を見ていたので(遙かのイベントDVD(笑))、もう、石田さんの顔が浮かんでしかたありませんでした(爆)。

ところで、最後まで見終わって、オマケパートを見おわり、はたと気がつきました。
今回の映画、蘭ちゃんと新一の恋の進展はありませんでしたね。コナンは毎年映画でちょびっとだけ蘭と新一の恋物語が進展(?)するんですが……あれれ? 毎年それを楽しみにしている私ですが、今回はそれがないにも関わらず、何故こんなに面白いと思ったんだろう?映画館から帰る途中、いろいろ考えてみましたが……

メインの推理の部分が、コナン、平次、白馬探の3人の高校生探偵が活躍していたから、高校生探偵萌え(?)の私は満腹になった(笑)、とか、遊園地エピソードだったから、とか、そんなことだったのかな…と。

遊園地という舞台設定は、コナンと相性がいいですよね。第1話も遊園地だったし、私が一番好きな4作目の映画(瞳の中の暗殺者)も遊園地が舞台だし。それに、ここ数年、飛行機、豪華客船、と閉鎖的な空間の物語が続いていて、その閉塞感があまり好きじゃなかったんですが、今回は遊園地だけじゃなくて、横浜という広い地域が舞台で、見ているほうものびのびと見ることができた気がします。

そうそう、今回は舞台が「横浜」なんですよね! 新高島駅にある映画館で見ていたので、いきなり「高島町」とか言われてビックリしましたよ(笑)。あぁ、横浜にキッドも白馬くんも来ていたんですねぇ。すれ違っていたかもしれないわ(ないない)。

いやぁ、でもでも、本当に面白かった。この映画は、きっとワタクシ、DVDになった途端に買うでしょう(最近数年のはTV放映まで我慢した(笑))。コナン映画の中でもおすすめの1作になりそうです。




…で、家に帰ってきてから4作目の映画、「瞳の中の暗殺者」を見てます。だって、これが一番好きなんだもん。

この頃は、まだ白鳥警部が塩沢兼人さんだったんですね……と思って見ていたら、ゲストキャラの風戸京介が井上和彦さんだっ!(笑)。そっか、このときにはゲストキャラだったのか……。

そういえば、今回の映画、光彦くん役は代役の折笠さんでした。パンフには大谷さんのインタビューも載っていて、「光彦くんの正式配役は大谷さんなんだ」と確認できて、ちょっと嬉しかったです。折笠さんも、そういえば、コナンでは重要な役をやってきてましたよね。コナンが唯一○○してしまった犯人役だったり、6作目の映画のキーパーソンだったり、目暮警部の奥さん役だったり(笑)。


あぁ、もう一回この映画、見たいなぁ〜。レディースデイだと1000円だもんね。時間に余裕があったら、もう一回見ちゃおうかなぁ〜〜〜。

「Limit of Love 海猿」★★★★★

今度の海猿はフェリーの海難事故。パニック映画風味。パニック映画を1人で見に行っちゃったよぉ〜。怖かったよぉ〜。逃げる場所もない映画館だったし、途中で何度も腕時計をチェックしちゃいましたよ〜(あとどれぐらい時間があるか…ってことから、あとどれぐらいハプニングが起こるか推測(苦笑))。パニック映画をDVDで見る場合、私の場合、緊張の場面が来ると、「画面から目をそらす」「冷蔵庫に飲み物をとりに行く」「トイレに行く」「隣の部屋から音だけ聞く」…と、緊張度合いによって回避策を実行するんですが、映画館じゃ逃げられないじゃ〜〜〜〜〜〜んっ!!!!

…というわけで、壁ギワの席で、壁に寄り添って、壁さんと仲良くさせていただきました(苦笑)。

いや、でも、それほど怖いわけじゃないですよ。

海猿らしく、感動の映画でした。展開はものすご〜くベタでしたが、そのベタさ加減が海猿っぽくて、よかったです。最後のほうのハプニングの連続は、小心者の私の心臓をバックバクさせてくれましたが……

 大輔くんがカッコ良かった。

役者とか、容姿とか、そんなことじゃなく、彼の生き方が本当にまっすぐでカッコ良かったですよ。人間の生と死を目の当たりにする職業についていて、あれだけまっすぐに生への希望を捨てない人。単に映画の中の理想の人間像だと批判されるかもしれないけれど、……そして、自分はそんな人間にはなれないとちょっと落ち込んでも……、あんな人がいると信じたい……。そんな感じ。

DVDで見たら、きっと途中でトイレに逃げていたと思うので、劇場でちゃんと全部のシーンが見られてよかったですよ。見てよかった。

あ、でも、緊急時にのんびりノロケルのはやめてください(笑)。ハラハラしますから(笑)。最後の最後は、救急隊もあきれて放り投げたんでしょう(爆)。←ちょっとネタバレ?