2007年8月24日金曜日

テイルズ・オブ・シンフォニア OVA 1 ◎×∞

テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION 第1巻 (通常版)
テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION 第1巻 (通常版)


毎日暑かったり、泊まりがけでの外出でバタバタしていて、なんだか気持ちが少し弱っていたからか、OPの曲が流れる前のエピローグ部分から、もう、ぽろぽろ涙が出てきてしまいました。まだ平和だった頃のロイドとコレットの日常の姿。それがあまりにも幸せそうで……そして、その後の運命を知っているから……。

…と、いきなり主観的な感想から書きはじめちゃったけれど、これは「テイルズ・オブ・シンフォニア」というゲームの物語が好きだった人からは評価が高いのではないかな、と思えました。絵も丁寧だし、物語や人物の描写もとても丁寧に作られていました。

全4巻(全4話)が予定されているOVA作品だけど、第1巻は、なんと、ロイドが旅立つ前まで。ボリューム的に今後がちょっと心配。だって、ここってゲームのエピローグ的部分ではないですか! まだ旅立っていないんですよ!?

でも、だからこそ、登場人物たちの細かな描写がされていてとても好感が持てます。人物の絵も丁寧に書かれているし、背景も非常にきちんと描き込まれている。ゲーム自体がきれいな3Dマップだったわけなのだけど、あのゲームの世界をそのまんまアニメにしているのも嬉しい。まだイセリアの町とダイクの家の風景ぐらいしか出てこないのだけど、ゲーマーとして見ていた景色がそのまま絵になっているのね。ぱっと映っただけで「あぁ、そうそう、ここで最初の敵と戦ったのよっ!」とか、「あぁ、そうそう、ここに宝箱があって……」(笑)とか、ゲームを楽しんだワタクシ的にはそれだけでもちょっとウルウルもの。

ゲームをもう一度やりたくなってしまいました。

1話を見て、このゲームの登場人物たちがどれだけ感情移入できる素晴らしいゲームだったかを思い出させてくれました。主人公のロイドも、ヒロインのコレットも、ジーニアスも、リフィルも、クラトスも、それぞれの過去とそれぞれの悲しみとそれぞれの使命を背負っていて、それが「姿を見るだけで」思い出されてじ〜んと胸が熱くなる。それに、ヒロインがあまり嫌いじゃなかったゲームって結構珍しい。コレットは、いかにも典型的なヒロイン像なのだけど(可愛くてドジっ子でまったりしゃべりで……)嫌味がなかった。そして、ロイドとコレットのマッタリしたリズムのホンワリした恋心がスゴく良く表現されていて……そして、その運命も予感させる構成になっていて……30分の1話の間に、なんど涙が出てきたことか……。これは、彼らのこれからの物語と、彼らの過去の物語を知っている人のために作られたものなのだな……と。

主人公ロイドは、テイルズの主人公の中では人気がないんですが(人気投票で全然上位に入らない(苦笑))、このOVAを見たら評価が少し上がるかも?…という感じ。この子もホントにいい子でしたよね。その、ロイドの良さをちゃんと引き出した構成になっている感じ。……まぁ、服装と髪型のダサさは変わらないんだけど……(そこが敗因?笑)。



で、裏音声として、ロイド役の小西さんとコレット役の水樹さんのコメンタリーがついていて、これまた楽しい。この2人が、シンフォニアという作品を愛している感じがよ〜くわかって、ファン的にはとても嬉しい。





…というわけで、ぽすれんで借りられたってのに、なぜかアマゾンでポチッと……。え〜〜〜〜っ!? なんで買っちゃったの〜〜!? 自分でもよくわかりません(苦笑)。なんか、なんか、なんか、このDVDはちゃんと自分で手元に置いておかなくては行けない……って、そんな気持ちにさせられてしまったんですもの……


…というわけで、数日後には、アマゾンさんから届くはずです。なにしてるんでしょう、私(笑)。あぁ、体が4つぐらいあれば、1人の私にシンフォニアをやってもらいたいって感じです。

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