2006年12月20日水曜日

アニメ「DEATH NOTE」11話まで

昨日の夜に放送された「DEATH NOTE」、総集編というのか特別番組でした(地域によっては放送週がだいぶずれているので要注意。たぶん、私が見ている関東地方が一番早いんだと。ネタバレ嫌いな方は読まないようにね)。

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総集編だったらいいけど、あの小悪魔娘2人が出てきてごちゃごちゃやるんだったらヤダなぁ…(<批判的)と思ってましたが、予感的中っつーのか、後者でした(苦笑)。
(あの2人のファンの人がいたらゴメンね)

いちおう総集編もあったし、監督さんへのインタビューなどもあったし、内容的にはそんなに悪くなかったし、あの「天保異聞なんちゃら」の特別番組ほどヒドくはなかったんですが(<ものすごく批判的(苦笑))、なんだかなぁ〜という気は、少し、したり、して…。

あの2人のMC聞いていて思ったけど、声優さんがMCってのは、その声優さんのファンは嬉しいんだろうけど、そうじゃない場合はかなり微妙ですね。これは自分にも言い聞かせておかなくちゃ。好きだからといって、自分の好きな声優さんが顔出しで出るのを素直に喜んでちゃいかんのだろうな…と(苦笑)。

好きな声優さんという意味では、勝平さん@Lが、Lの服装で出てきたのは嬉しかったですけどね(<これこれ、きっとこれがイカンのだな(笑))。



と、特別番組についてはこの辺にしておいて、アニメ「DEATH NOTE」、11話まで見てきて、の感想とか、自分用のメモとか。文章としてまとまっていないけど、書いておきたかったので書きなぐっておきます。



最初の数回を見たときには、アニメ化の評価が微妙だったんですが、11話まで見てきて、だいぶ「好評」のほうに感想が傾いてます。よく描けていると思う。

まずは、コミックではできない「色」での表現。
アニメの画面の全体の色は、非常に現実っぽい色で、アニメにありがちな「緑の髪」とか「紫の瞳」とかは出てこない。でも、ライトとLを対比させる画面を作るときに、ライトの髪(目も?)を赤、Lの髪を青で表現している。これがすごく効果的だな〜と。赤と青という色分けもかなりしっくり来る。

カメラワークも、原作での小畑ワールドの雰囲気を表現できていると思うし、さらに、紙媒体ではできないカメラの振動なんかを組み込んでいて面白い。

11話までのアニメは、各話すでに4、5回は見てしまっているんですが(見すぎ!?笑)、アニメを見てから原作をちらっと読んでみると「おっ、ここはアニメのほうがググっと迫ってくるような感じがあったなぁ〜」とか、アニメの印象も強くなってきていたり。

でも、ちょっと残念なのは、アニメのほうは展開を早くするためか、細かいエピソードが省かれちゃってますね。仕方ないとも思うし、ある意味、不必要なエピソードだったとも取れるから、アニメだけ見ている人にもさほど不利益にはならないと思うから、これに関してはさほど批判的ではないのだけどね。

原作と読み比べはして【いない】ので、きちんとしたデータではないのだけど、ぼーっと見ていて気がついた違いを列挙してみると……


■デスノートを隠すための仕掛け作りが全く話されてない
結構好きなんだけどなぁ。アニメ見て実際にやる人がいると、この冬の時期、火災が増える原因になる?(というのか、仕掛け自体に不具合があった?)

■地下鉄でのFBIファイル取得の段取りが違う
映画と同じ方式になってましたね。原作では後輩に電話をかけさせる…という手順だったけれど、上司を使ってファイルを送らせるようにした…と。これは、実はこっちのほうが良かった気がする。原作を読んだときも、「足がつきやすそうだな」と思ったんですよね。原作者もあとから後悔したりしてたのかも?

■テニスのあとの会話
FBIに関する話が全く無くなってましたね。これは上の変更があったから必然的に「ファイルを持った順序」のひっかけが無くなったわけで、当たり前なんだけど、会話が少なくなってちょっと残念。テニスと言えば、テニスの間の心理戦も少し少なくなっていたような気が…。まぁ、言葉だけの応酬になるからスッキリまとめないとアニメでは鬱陶しくなるのかな。

■病院での会話
実はわりと好きだった話で、ライトがキラに関するプロファイルをLに語る部分が無くなってましたね。「裕福な子供」という予測をした部分。これは時間的な問題で削られたのかな、それとも今後使うつもりがあるのかな?


11話は第二のキラがさくらTVに最初の4本のテープを送り、それが放送されたところまでの話。今後、ミサミサの話になるわけですね。3クールで最終話までやるということらしいけど、もう11回使っちゃったことを考えると、かなり削らないと終わらなそう。シリーズ構成も大変だったんだろうなぁ〜。

それぞれの配役の声にも違和感がだんだん無くなってきたし、ワタクシ的にはアニメ化うまくいっていると感じているので、今後も楽しみ。あぁ、早く松田さんの大活躍編に入らないかな〜(笑)。