2008年1月9日水曜日

アニメ「遙かなる時空の中で3 紅の月」 ○

年末にキッズステーションで放映されたOVA作品「遙かなる時空の中で3 紅の月」を見ることができました。1時間のアニメ作品。遙か1、2は既にOVA、劇場版、TVシリーズなどのアニメ作品になっているけれど、遙か3では初めてのアニメ化。

ゲームとしての遙か3は、全2作に比べると、エンディングのバリエーションが多いし、きっと「番外編」みたいな形のものなんだろう、と思っていたのだけど、かなりストレートに物語の本質をついたものでビックリ。

見ていない人にはある程度のネタバレになってしまいますが、自分のメモということで書いちゃうと(ネタバレ反転で→)プレイヤがゲームを手に取ってプレイした時の大まかな流れを1時間の中で展開してました。細かい部分やエピソードなどは再構成してあるけれど、何も知らない状態で物語が展開して、最初に仲間を助けられない運命を経験し、そして運命を変えるために時空転移し再び平家と相まみえる……と

不評を聞いていたので覚悟して見たわけですが、ワタクシ的には、結構イケテタんじゃないかと。遙か3をアニメ化するにあたって、よく1時間であれだけの内容を入れたと感心するし、ゲームの本質を紹介するには良かったんじゃないかと。

短い時間だし、この作品で初めて遙か3を知るという人には不明な点も多いのだろうから、ファン向けの作品と言う位置づけなのかもしれないけど、私はむしろ「遙か3のゲームを知らない人に、ゲームの面白さをちょっと味わってもらえる」って感じなんじゃないかと。

ストーリーの終わり方は「今後の展開に乞うご期待」という、結論を出さない場面で終わっているんですが、このストーリーで「この後」を考えるのはちと難しい。そういう意味では「つじつまの合わない不完全燃焼な物語」とも取れるけれど、ゲームとしての遙か3の紹介として「次はあなたがあなた自身で運命を切り開いてください」という1つの案の提示という形で終わっていると考えれば納得できる。

ということで、遙か3のゲームをプレイしたことのない人向けかな〜と。

ファン的には…、将臣ファンには良いけど、それ以外のキャラのファンだと不満が残るかも…という内容でしたからね(笑)。むしろファン向けじゃないかも?(譲なんて、ほとんど譲らしい出番がなかったし〜〜〜!苦笑)

でも、遙か3のゲーム自体の物語の仕組みの発想が好きな私としては、十分楽しめました。遙か3を知っている私からすると、キャラを見るアニメではなく、遙か3というゲームを懐かしむアニメ、ってところでしょうか。

そんなふうに分類すると…、遙か1のTVシリーズは「キャラを見るアニメ」、遙か1、2のOVA数本も「キャラを見るアニメ」、遙か1の劇場版は「ストーリーと映像を楽しむアニメ」だったかな。そして、今回のは「遙か3というゲームを思い出すアニメ」。


ところで、このアニメを見て、ゲームでの弁慶さんのストーリーをほとんど覚えていないことに気がつきました。自分のプレイ日記を読んでも、ストーリーは書いてないし、思い出せない〜〜。う〜ん、ゲームを引っ張りだしてきて、弁慶さん攻略やり直してみようかな………。

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