2007年12月20日木曜日

アニメ「風人物語」 ○

レンタルで見終わりました。

 楽しかった〜♪

監修:押井守、制作:Production I.G、ってことでレンタルのオススメにリストアップされていた作品。このメンバーだと攻殻とか思い出しちゃうけど、絵はホノボノ系。どんなアニメなんだろう〜と借りてみたら、

 すごくほんわかした「ほのぼの系」でした。

雲の写真ばっかり撮っているデジカメ部の中学生の女の子の日常の物語。友だちや、先生や、ちょっとした恋心。で、なんで「風人」(ふうじん)なのかっていうと、その「日常」の中に、ちょっと不思議な現象が含まれている。

 「風を使う」こと。

街の猫たちは、風を使って自由に空を飛んでいる。そして、先生のひとりは「風の里」出身で、風を操ることができる。それを知って、主人公を含む数人の友だちたちも風を操ることを試してみたりする。…とは言っても、SFっぽい「特殊能力」みたいな扱いじゃなくて、「口笛を吹く」程度の軽〜い能力として扱われていて、なんとな〜くほんわかな不思議感。風を使うことに焦点が当てられているわけじゃなく、普段の、ほんのちょっとした「風」がターゲット。風を切って走る陸上部の話だったり、台風の話だったり、風を使いながら缶蹴りをしている小学生の話だったり…。

大きな主題があるわけじゃない、ほんの些細な日常がほんわか描かれているのが、とても心地よい感じ。


で、絵もちょっと独特。ラフな感じのデッサンで、鮮やかな色を使って、デフォルメした映像がず〜っと続く。1つ1つが完成した絵の様。人物や猫たちはラフにデフォルメしてあったりするけれど、背景にも細かい配慮が見てとれて、映像的にもとても心地いい。


こんなほのぼのとして幸せな気分になれるアニメって少ない。

何度の見直すほどではないけれど、ほんわかした気分になりたいならオススメ。

監督:西村純二
出演者:名塚佳織、 花村レミ、 入野自由、 岩村愛
収録時間:75分
レンタル開始日:2006-07-21

Story
「第1回アニメ企画大賞」を受賞した大鳥南の原案を元に、『イノセンス』の押井守とProduction I.Gがアニメーション化した第1弾。風を操る力を手に入れた女子中学生の日常を軸に、等身大の中学生が抱える問題や悩みを描く。第1話から第3話までを収録。 (詳細はこちら

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