2007年4月24日火曜日

「劇場版 ラーゼフォン 多元変奏曲」

劇場版ラーゼフォンのDVDを借りて見てみました。
面白かった〜。

TVシリーズは去年DVDを借りて、今年になってから2回目を見た作品。作品全体の雰囲気としては、絵も好みだし、リズムも好み。でも、実は、ストーリーの謎がよくわかってない(苦笑)。2回見てもあまり理解できてないんですよね。途中も分らないけどエンディングも分らない。エンディングが分ってないって、それって全体が分ってないってことかしら?(笑)

劇場版はTVシリーズとは一部設定が変わっているけれど、TVシリーズで謎だった部分を短く説明してくれている感じで、少し理解が進みました。エンディングの映像はTVシリーズと異なっているのだけど、それでもTVシリーズのエンディングを理解するためのヒントにはなった感じ。もう一度TVシリーズを見たら、今度こそ理解(推測?)できるかも。もう一度見てみようかな。


以降はちょっと内容ネタバレ。思ったことをつらつらと…







いろいろな設定がTV版とは違っているのだけれど、綾人についての違いで大きかったのは、昔の彼女を覚えていること。この違いはちょっと嬉しかった。割と早いうちに遙へ繋がる情報が全部揃う。綾人も気がつく。そういうのに疎い私はTV版でははっきり表現されるまでは全く気がつかなかったんですよね。遙の態度が変なのには気がついていたのだけど「え〜?こんなに歳の離れたガキに恋するかね?」とか思っていたのよね(<疎すぎ?笑)。

物語をコンパクトにするために、いろいろな人物が端折られたりしていたけれど、朝比奈の物語は端折られていなかったのが、(切ないけれど)嬉しかった。TV版以上に朝比奈の気持ちをはっきり表していましたよね。最初の教室のシーンとか…。だからこそ余計に切なくなっているんだけど…。

劇場版では、ムーリアン化=過去の記憶をなくしていく、という設定がはっきり話されていたけれど、これってTV版にも当てはまると考えていいのかな?…いやTV版では、綾人は最初から過去のことを忘れていたし、記憶を誰かに制御されているという感じでしたよね。例えばOverload作戦の翌日の学校での会話での朝比奈の「美嶋」に対する態度とか…。劇場版の設定はとても分りやすかったんだけどな…。TV版をもう一度見直してみれば分るかな?


で、エンディング。
TV版もさっぱり分らなかったけど、劇場版もさっぱり分らなかった(苦笑)。どちらも幸せそうだから、それはそれでいいんだけど、あの世界はなに? そもそも「世界の調律」というのが分らない。物理的には綾人は人でなくなり、遙は戦闘機で……なんだよね? では、あの世界はなに? 綾人が調律した世界? 綾人が創りだした世界? 卵に覆われた地球…、その中で起こったことはなに?? 時間の巻き戻し? それとも精神だけの存在の世界? ノエインのシャングリラ?(<作品が違うし(笑))

う〜む。
これがRPGなら、3周はプレイしているでしょうね(笑)。


まだ分らないところが多いけど、劇場版のほうも見てよかった。TVシリーズを理解するためにとても役に立つと思うし。




んなわけで、ラーゼフォンの謎は、3周目を見てから…ということで、ジ・アビスの3周目の続きの世界に行ってきます(結局アビス?笑)

ところで、綾人くんもルークも、「体力的には強いけど、存在が不安定で精神的にもろいキャラ」ってことで似てますよね。そういえばFF7のクラウドも似たような設定? そっか、私の萌えキャラの特徴はそこだったのね(笑)。