2007年7月12日木曜日

芝居「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」キャラメルボックス

ほんとうに久しぶりにキャラメルボックスの芝居を見てきました。このあいだ本棚を整理していたらキャラメルの台本やビデオが出てきたりして「そういえば日本に帰ってきてから2年になるのにキャラメルの芝居に復帰してないな……」と気が付き、ちょうどチケットを売り出していたのを買ったんですよね。

「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」は再再演の演目。初演も見ているし、2000年の再演は……たぶん、私が最後に見たキャラメルの芝居。その、最後に見た演目をキャラメル復帰作としてみるというのは、ある意味、なにか意味があるのかもしれない。

久々だったので、ほとんどの役者は知らない人。知っているのは2人だけ。

この「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」、初演(1992年)がスゴく印象に残っていて、かなり私の中では高い評価になっているので、今回の再再演を見ていたら、初演の演技が思い出されてしまった。鉄平役の大内クンもよかったけど、私の中では西川浩幸さんの演技が大内クンの演技を上書きするような形で思い出される。

劇場アンケートでは「すごくよかった」なんて書いて提出してきたけど、本当は「西川さんの鉄平が見たかった」と書きたかった。


舞台の初演っていうのは、心に残るものですね…。いや、そうじゃなくて、私のとって西川浩幸さんが特別の役者だってことなのかも? 「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」の鉄平も西川さんしか考えられない……と思えるし、西川さんをカッコいいと思った最初の作品「銀河旋律」の柿本の役も西川さんしかあり得ない(ほかのキャストなら見に行かない!)。

と、西川さんへの愛の告白はこの辺にして(笑)、キャラメルボックスの感想。それは、いつまでも「手作り感ただよう」劇団で、ほんとうに共感が持てるな〜と。グッズ売り場や、予約の受付にはベテラン役者さんたちが立って頭をぺこぺこ下げている。なんだか昔から変わらないその雰囲気にホッとする。私は何年も見に行かなかった不良サポーターだけど、これからもサポートしていきたいという思いを新たにしました。


ところで、今回のお芝居、劇場に行ったら「森三中」とか、バラエティー番組に出ている人たちからの花がいっぱい飾ってあってビックリしましたよ。なんで〜?…と思ったら、主人公役の女の子が有名な(?)子だったんですね。どうりで、なんとなくヲタな感じの男の子たちがウロウロしているとおもった。キャラメルボックスのファン層が変わったのかとビックリしましたよ。えっと、高部あいちゃんって子。ふ〜ん。


さらにもう1つ「ところで!」。昼の回を見たんだけど、終演後に15分間の「アフタートーク」のコーナーというのがありました。作・演出の成井豊さんと役者の坂口理恵さんのトーク。本編に出ている役者さんは知らない人が多かったけど、この2人は私にとってはおなじみの顔。ってことで、むしろ「アフタートーク」の方が楽しかった……かも?(なんて書くと失礼だけどね(笑))。


久々のキャラメルボックス、楽しみました。

そうそう、西川さん、最近はちょこちょこ客演してるんですね。西川さんを好きだってことを再認識したので、客演物も見に行ってみようかな。

→郵便配達夫の恋 http://info.pia.co.jp/et/promo/play/yubin_koi.jsp
→錦繍 http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=91