2010年4月14日水曜日

朗読劇「キキコトバ」ー「タルト・タタンの夢」より〜ロニョン・ド・ヴォーの決意〜

キキコトバ「タルト・タタンの夢」全3回公演の第2回公演、「ロニョン・ド・ヴォーの決意」を見て(聞いて?)きました(3回目は5/19。サブタイトルは〜割り切れないチョコレート〜)。

菅沼久義さん、銀河万丈さん、緑川光さん、浅野真澄さんが演じるギャルソン、シェフ、料理人、ソムリエがいる小さなフランス料理屋さんに、今回は神田朱未さん、真殿光昭さんの2人がゲスト(お客役)として来るという、フランス料理を小道具にした、ほんのちょっとした人間ドラマ。45分の朗読劇の後、1時間のトークコーナーがあるという形式の公演。

前回は、「芝居だと思って見に行ったら、トークコーナーのほうがメインかよ!?もっと芝居を見せろ!」みたいな驚きと微妙な気分だったのだけれど、2度目の今回は、その形式にも慣れて、トークコーナーのほうも、楽しく聞かせていただきました。

前回の私の感想は→こちら

「慣れた」ということもあるかもしれないけど、もしかしたら、今回はドキドキする程のお気に入りの声優さんが出ていなかったから…っていうのもあるのかも…とちょっと思ったり。意識しているつもりはなかったけれど、やっぱり私って置鮎さんが好きなのかもしれないわね(<今さら「かもしれない」って書くあたりがイヤらしい?)。逆に聞こえるかもしれないけれど、置鮎さんが出ていた1回目より、出ていなかった2回目の方が、純粋に作品を楽しめた、と言えるかもしれない。なんとなく不思議だし、もったいない気がする。人間の感情って不思議。

今回も、トークコーナーには、葉山にあるフランス料理屋さんのシェフが来てくださって、劇中で出てきた料理を出演者にふるまったり、説明をしてくれました。しっかり、フランス料理を食べに行きたくなりました(笑)。

そしてまた今回もこのトークコーナーで、緑川さんってファンを喜ばせるのがうまい人だな、と、感じざるを得ないアクシデント(?)が!(前回も感じたんだよね〜) 今回の劇のテーマである「ロニョン・ド・ヴォー」は、仔牛の腎臓。トークコーナーでは出演者に、劇中の料理が一口用意されるのだけれど、内臓系は苦手だということで「僕の代わりにお客さんに食べてもらおうかな。食べたい人〜?」と手を挙げさせて、3切れあるから…ということで3人を選び出し、舞台の近くまで来てもらって、「はい、あ〜ん♪」と食べさせてあげるということをしやがりましたよ(ビックリ)。ファンと思われるお客さん、きゃーきゃーと舞い上がって盛り上がってました。まね〜、憧れの人に「あ〜ん♪」なんて食べさせてもらったら舞い上がるよね〜。いや〜、まいったまいった。それを、照れながらもやりきっちゃう緑川さんは、なかなかにエンターティナーだなぁと感心いたしました。

フリートークがメインの声優イベントには、もう行く気はないのだけれど(一時期、DVDなどを買って見ていたけれど、もう見たいと思わないんだよね。すでに売っちゃったし)、朗読劇という形のものなら、たまにはいいのかも、なんて思いはじめた今日この頃。でも、置鮎さんが出ているのは行かないでおこうっと。だって、作品を純粋に楽しめなくなっちゃうんだもの(苦笑)。なんて、微妙な感想を持った今日のお芝居でした。まる。

そういえば、会場のお客さんからの質問コーナーで、何人かのファンの方が発言されていたけれど、みなさん遠くから来ていらっしゃるのね。大阪とか青森とか韓国とか! う〜む。お芝居で遠征って考えた事もなかったけど、それって私が東京圏に住んでいるから、だよね。みなさん、ご苦労様です。


ちなみに、公演情報はこちら。
http://eplus.jp/kikikotoba/