“朗読劇”というのを初めて見に行きました。
出演は、菅沼久義さん、浅野真澄さん、緑川光さん、銀河万丈さん、置鮎龍太郎さん。
http://sp.eplus.jp/event/2009/12/e-8384.html
1月。な〜んにもやる気にならず冬眠していた時に、e+から来たお知らせメールを見て、なんとなくポチッとしちゃったチケット。以前から“朗読劇”っていうのにちょっと興味があったし、生置鮎さんと、生緑川さんがいっぺんに見られるならお得かも…と(笑)。
席は、端っこの席だとはいえ、前から10列目。出演者が良く見える席でした。
約2時間の公演時間。
前半の50分は「朗読劇」。5つのマイクと、テーブルが用意されていて、そこに台本と飲み物が用意されている。小さなビストロを舞台に進んで行く物語にあわせて、出演者は役に合った衣装を身に着けているけれど、動きは一切無し。物語の進行役、モノローグも担当する菅沼さんの物語進行と、それぞれの役のセリフで物語が進んで行く。
物語は、フランス料理やワイン、チーズなど、私の興味のある分野の小物がたくさん出てくるもので、楽しかった。ストーリーは、ほのぼのとしたもの。ビストロに来たお客さんの、ちょっとした悩みを、料理で解決してくれるシェフのちょっと暖かいドラマ、という感じ。もちろん、お気に入りの「声」の声優さんたちなのだから、「声」も楽しかった。
でも、う〜ん、「劇」というには、ちょっと微妙〜な印象。
いやいや、私がいつも、汗だくだくの動きをするキャラメルボックスなんかを見ているから、っていう感想ですから朗読劇ファンさん、怒らないでね…。
10分の休憩を挟んでの後半は、出演者が私服(?)に着替えてのトークショー。
実際に、葉山で小さなフランス料理屋を営んでいると言うオーナーシェフさんをゲストに迎えて、今日の劇中でのキーポイントになったチーズやホットワインを出演者に振る舞いながら説明してくれたのは面白かった。
…けど…、う〜〜ん、私の印象は微妙〜〜〜。
お客さんの中には、このトークショーのほうをメインに考えている方もいるのかな。お気に入りの声優さんの一挙手一投足に拍手したり一緒に笑ったり。私の両脇は、緑川さんファンだったっぽく、緑川さんの発言に多いに反応(苦笑)。この「内輪ウケ」風のノリはどうなのよ?…と、3歩ぐらい引いた場所で見ていたワタクシは心の中で突っ込みまくり…。
役者は役者なんだから、私生活なんて、暴露せんでもええやろ〜〜〜っ!
…と思ったわけだけど、生置鮎とか生緑川が見たいとチケットを買った私も同罪?(苦笑)
と、割とマイナス方向からの感想を書いたワタクシですが、物語は面白かったです。原作の「タルト・タタンの夢」は、是非とも読んでみたいと思います。そして、それを声の演技で聞かせると言うスタイルも(これでふつーの演劇と同じように4500円取るのか!?ということを気にしないでおけば)興味深いものでした。
え〜っと、でも、欲を言えば、2時間あるなら、45分ずつの2つのお話を上演し、トークを30分ぐらいに短縮してもらえたほうが嬉しいかも…(いや、むしろトークは無くても可)。この「キキコトバ」という公演は、あと2回予定されているようなのですが、行こうか行くまいか悩んでいるワタクシでした。お話は、ちょっと楽しいんだけどな〜。でも、微妙についていけないんだよな〜。
あ、最後に、ちょっとミーハーな発言をしておくと……
生で見る緑川さんが、結構カッコよかった!(意外!<ファンの方ゴメン)
(でも、声は置鮎さんのほうがステキ)
ということで…。
(結局私も単なる声優ファン…?)
でも、一番カッコ良かったのは銀河万丈さんだったかも。
セリフが少なくてちょっと残念でした。