見てきちゃいました。DMC。
松山ケンイチ主演のコメディ映画。オシャレなポップミュージシャンを目指して東京に出てきた青年が、何故かデスメタルバンドのカリスマボーカリストになっちゃった〜というお話。デスメタルが嫌いな彼女に、正体がバレそうでバレないハラハラドキドキのコミカルさが楽しかった〜。
コメディ映画なので、深い設定などはま〜ったく考えずに見るとヨシ。
そういう映画だと理解した上での感想は ○。
松山ケンイチ、若者文化、ロック、ドタバタコメディがキライじゃなければ、1000円ぐらいで見るには楽しい映画でした。1800円は……ださないかも(をい)。
いやいや、「ありえね〜〜っ!」な場面が次々と展開されていくんだけど、それがバカバカしくて面白くて笑える。実写じゃ無理っしょ?…と思える状況を、いとも簡単に実写化しているところが潔い!(笑)
松山ケンイチは、それほど好きではないけれど、演技がすごい。オシャレ系というより、超田舎臭いオドオド系の男の子(根岸くん)の役をコミカルに演じている姿も、ドスの利いた声でデスメタルバンドのボーカリスト(クラウザーさん)を完璧に演じている姿も、どっちの演技にも感動。クラウザーを演じている姿は「これ、バンドとしてアリかも!」と思わせるリアルさ。根岸くんを演じているときの「いや〜、恥を封印して完璧にバカバカしさを演じました!」っていう捨て身(?)の演技がリアルを通り越して笑いを誘う。
ある意味、B級映画なわけなんだけど、それをトコトンやってのけるところに敬意を表したい。
笑わせてくれてありがと〜。
…んでも、原作を読んでみたい…とは思わなかったっす。
映画で笑って、それで十分楽しませていただきました。
余談ですが、ライブハウスで観客が「DMC!DMC!」と連呼する場面で、「TMG!TMG!」…と聞こえてしまったのは、私の脳みその変換機能の賜物です(笑)
※TMG=Tak Matsumoto Group
あ〜、それから、ジーン・シモンズ(KISS)が出演していたのにもビックリ(笑)。そういえば、DMCのメイクってKISSっぽいよね。