2009年9月30日水曜日

2009秋 終わったアニメ&ドラマ感想

2クールものも終了しちゃって、ちょっと寂しくなりました。あんまり「これが楽しみ!」っていう番組はなかったような気がします。一番楽しみだったのはハガレンだったかな〜。今後の興味は、毛利のおっちゃんの声が誰になるのか…ってことかしら…。あ〜心配。

【まずは列挙】

■終わったアニメ&ドラマ(感想は後述)

△宙のまにまに
○東京マグニチュード8.0
○戦場のバルキュリア
○蒼天航路
○グイン・サーガ
○電脳コイル(再放送)

○官僚たちの夏(ドラマ)
△ブザービート(ドラマ)
○派遣のオスカル(ドラマ)
△つばさ(ドラマ)


■視聴中(感想は後述)

◎鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
○名探偵コナン
△BLEACH
○銀魂

○天地人(ドラマ)


■途中で見なくなったもの(感想は後述)

×青い花
×うみねこのなく頃に
×化物語
×CANAAN
×狼と香辛料II



【感想コーナー】

■終わったアニメ&ドラマ感想

△宙のまにまに
とある高校の弱小天文部を中心にした学園もの。星座や天体観測の基礎知識みたいな情報を織り交ぜつつ、生徒たちのほんのりした恋愛感情や友情なんかを扱っていて、箸休めに見るにはよかったかな〜という感じ。すごくオススメって程でもないけど、誰でも楽しめそうなアニメでした。

○東京マグニチュード8.0
東京がマグニチュード8.0の地震に見舞われ、小学生の弟と2人お台場から家に帰り着くまでに主人公の女の子が見た災害の状況を詳細に描く…というアニメ。思ったよりも悲惨な表現はなくて、え?こんなもんでいいの?と思って見ていたけれど、最後の最後にドンデン返しが……。シックスセンスと同じような騙しの伏線で驚き涙しました。途中からもう一度確かめるために見てみたい。

○戦場のバルキュリア
原作はゲームだとか?アニメが外伝になっているのか、ゲームのストーリーをなぞっているのか知らないけれど、絵も丁寧で好感が持てたし、キャラクタの描き方も悪くなかった。ハッピーエンドでよかったよ。

○蒼天航路
え〜っと、結局よくわからないまま終わっちゃいました。三国志の一部分だけをアニメ化したものですよね。どうせなら続きもアニメで作って欲しいなぁ。今後、三国志をちゃんと読むことがあるかどうか分からないけど、なんとなく、登場人物たちの人となりが分かってよかった…ってところかな。

○グイン・サーガ
これも長い長い物語の一部分だけのアニメ化。「十二国記」のように、今後、細切れにでもシリーズ化してくれないかな。それぞれの登場人物たちの今後が気になります。特にイシュトバーン!(<ちょっと好み♪) イシュトバーンの今後がすんご〜く不安だよ〜。って、小説のほうを読めば良いのか?…でも、大変そうだしなぁ……。やっぱり、続きもアニメ化をよろしく!…ってことで。

○電脳コイル(再放送)
最初のほうは、電脳遊びを通じた子どもたちの日常を描いただけの作品なのかと思っていたら、最後のほうになって、電脳遊びの中に渦巻いていた大人の事情やらが絡んできて大事(オオゴト)に〜。現実に実体として存在する「生命」と、ヴァーチャルに作られた世界に存在する「生命」。その生命をどう考え、どう扱っていくのか…って、今の私たちに投げかけられた問いのような気もする。単なるアニメ作品というだけではなくて、ちょっと自分の身の回りのネット世界を振り返ってみたり……。

○官僚たちの夏(ドラマ)
日本の高度成長期の官僚さんたち、カッコ良かったね〜。お父さん世代がカッコ良かったことを思い出させてくれた作品。民放制作だけど、なんだかNHKのドラマを見ているような気持ちになってみてました。

△ブザービート(ドラマ)
え〜っと、B'zが主題歌を担当してるってことで見はじめた恋愛ドラマ。Jの山P(<このドラマで初めて区別がつくようになったよ(笑))と北川景子が主人公。あっちとくっついたり、こっちとくっついたり、すれ違ったり……の、いかにも恋愛ものドラマにありがちな展開だったけど、11話という短さだったから、あまりすれ違いも多くなくてイライラせずに見ていられたかも。ま、たまにはこんなドラマも箸休めにい〜んじゃないでしょうか。でも、B'zが主題歌じゃなかったら見てなかったな。

○派遣のオスカル(ドラマ)
えっと、まだ終わってないけど、ま、面倒だから終わったことにして感想書いちゃえ(笑)。
知り合いがディレクターの1人として参加しているから、っていう理由で見はじめたドラマだったけど、まぁまぁ面白かったかな〜。「ベルサイユのばら」の熱烈なファンの20代女性が主人公。派遣社員として勤めている会社での出来事。会社の理不尽なやり方や、いけ好かない社長の息子に対して、漫画の中のオスカルのように、真っ直ぐに立ち向かって行く、という姿をユーモアも交えて描いていて面白かった。う〜ん、でも、すっかり「ベルばら」の魔法が解けちゃったワタクシ的には、それほど強く引かれたという感じでもなかったかな…。「ベルばら」を愛する女性なら、もっと楽しめたのかも…。チュートリアルの徳井演じるところの社長の息子ってのは、どうなんだろな〜。ワタクシ的には微妙〜(ファンの方ゴメン)。

△つばさ(ドラマ)
可もなく、不可もなく。あ〜、でも、最近の朝の連ドラとしては、比較的印象が良かったかも。…とかいいつつ、半年後に思い出せるかどうかは微妙〜(ワタクシ、朝の連ドラは、ず〜っと見つづけているにもかかわらず、ほとんどストーリーを覚えてない、らしいのよね…。だって、過去のやつ、全然思い出せないもん……)。


■視聴中

◎鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
原作に忠実に話が進んでいてよろしい!…って、もうこんなところまで進んじゃったのね。原作読んで復習しなくちゃ…。

○名探偵コナン
毛利のおっちゃんの声優さんが交代、ということが気になるコナン。誰になるんだろう〜。不安〜。原作はコミックスで読んでいるけれど、コミックスに追いついてしまってきているのが気になるところ。大人の事情とかで、変な対応をしないといいんだけど……。

△BLEACH
大人の事情で原作とは違うところに迷い込んでいる?(原作を読んでないから知らないけど)
ま、BLEACHはストーリーを見るというより、キャラクタを見ているという感じなのでい〜けど。

○銀魂
また「最終章」だとか「カウントダウン」とか言ってますね(笑)。でも、相変わらずパワーは落ちていない感じ。たまにつまらない回もあるけど、爆笑な回もあるのでプラマイゼロ。

○天地人(ドラマ)
えっと、見つづけてます。ってのか、石田三成がカッコ良すぎないか??(小栗旬が…という意味ではなくて、人物像の描き方が…ってことで) 三成ファンが増えそうだね。


■途中で見なくなったもの

×青い花
鎌倉の景色がキレイだから…と、数回見たけど、やっぱり少女たちの同性愛的な恋愛模様が不快〜。やっぱ、だめだわ。これ。

以下の理由は新アニメ紹介のときの記事を参照のこと。
×うみねこのなく頃に
×化物語
×CANAAN
×狼と香辛料II



■新番組

10月から始まる新番組で、見ようかな〜と思っているのはこんな感じ。大幅改変の時期なので、チェックした新アニメも多め。でも、ちょっと見て面白くなさそうならザックザク切る予定。

・テガミバチ
・戦う司書
・とある科学の超電磁砲
・犬夜叉 完結編
・聖剣の刀鍛冶
・ミラクル☆トレイン〜大江戸線へようこそ〜(苦笑)
・こばと。
・君に届け
・青い文学
・FAIRY TALE
・空中ブランコ

…って、大丈夫か?こんなにいっぱいあって……

2009年9月10日木曜日

映画「20世紀少年ー最終章ー」 △

最終章、見てきました。
感想は…△。5段階評価なら★2つってところかな。
第1章は○だったんですが、第2章は△、最終章も△。下がり続け(苦笑)。

以降、重大なネタバレは書かないつもりですが、少しでも内容が分かるのが嫌な人は読まないでね。

かなり、マイナス評価をかいちゃっていますが、あくまでもワタクシ個人の一感想ということでご了承ください。不快に思われた方には、「読んだことを忘れる」という対処をしてくださることを望みます。原作、映画のファンの方が読んじゃったらゴメンね。私は良さの分からないアホなヤツってことで黙殺してくださいませ。反論されても、こちらからは反論いたしません。

(1章のときの感想は→こちら
(2章のときの感想は→こちら



マイナス評価ではあったものの、全然面白くなかった…わけでも無かったし、いちおう見に行った価値はあった…とは思う…。まずは、見に行って良かったと思えたところは……


■よかったところ

・「ともだち」の正体や謎がいちおう解けたこと。
(ただし、謎解き部分はスタッフロールの後にあるので要注意。
 スタッフロールで劇場を出ちゃったりしたら謎のまま(苦笑))

・オッチョが相変わらずカッコ良かったこと。



■イマイチだったところ

・「ともだち」の正体、謎が解けたとはいえ、……え?そんなことだったの???と突っ込みたくなったこと。

・ストーリー展開にツッコミどころが多すぎて、どこから突っ込んでいいものやら?ツッコミどころの多い映画って楽しいけど、途中から、もう、ツッコミの食傷ぎみ(苦笑)。

・「ともだち」の正体を追求しようという迫力に欠けていて、焦点がぼやけていたこと(だれも真剣に考えているようには見えなかった)。それが焦点じゃなかったとしたら、何が焦点だったんだろう??

・「ともだち」のとどまることを知らない悪意が私には苦手。

・ヒーローがいなかった…(ケンジもカンナもヒーローっぽくない)。




「ともだち」の正体がわかって、いちおうはスッキリしたけれど、分かってみれば、嘘みたいに巨大になり過ぎた小学生のケンカ…というのか、いじめられっこの逆襲だったわけなのね。ここまで大それた計画を立てられるものなのか?…とか、「よげんの書」を使うことを考えたのはどうして?…とか、そのへんの【リアリティ】が全く感じられなかった。

一方で、「リアリティが無いこと」自体が、この映画のあるべき姿だったのかも?とも思うんだけど、現象としてのリアリティのなさだけじゃなく、登場人物たちの心情がうまく私には伝わって来なかったので、人の心の動きとしてのリアリティがなかった気がするんですよね……。


え〜、デッカいロボットだとか、空飛ぶ円盤だとか、地球防衛軍の制服を着たおにーさんたちとか、昭和40年代の町並みとか、子供の頃の思い出に浸るためのノスタルジックなアイテムがたくさん出てきて、そういうものを楽しむための映画だったのか?…とも思うけれど、それならALWAYSのほうがいいような…(見てないけど)。



というわけで、私には、良さが分からない映画でした。

第1章だけは面白かったです。ケンジがヒーローっぽかったし(ちょっと情けないけど)、「ともだち」とは誰なのか?…というミステリー要素が強かったし、「よげんの書」というキーアイテムから想像を膨らますのが面白かったし…。でも、第2章、第3章になったら、謎解きやらキーワードやらがすっかり忘れ去られて、目の前の悪意と戦うことだけのストーリーになっていたのが残念。

壮大な人類滅亡計画を使った「友達は大切にしましょう」というPR広告だったの…かしら……。


原作はどうだったのかな?
謎解きは二の次だったのかな?
それとも、映像化されたものとは切り込む視点が違っていたのかな???

と、興味はあるものの、う〜ん、でも、原作を読む気もしないなぁ…というところで、私は「20世紀少年」リタイヤ、ということにいたします。